COLUMN "HOLIDAY TSUSHIN"

2014.03.31 №079
オーガニックとは?

 世の中の流れとともに、最近では世界中でオーガニックの食品やヘアケア用品などが出回るようになっています。

 では一体、オーガニックとは何なのでしょうか?


 オーガニックと銘打っていても、実はその内容が不確かなものもあります。

そんな中、信頼できるものは「オーガニック認定マーク」が付いているものです。そのオーガニック認証マークを授ける、「認証機関」は世界中に存在し色々な団体があります。

 有名なのはフランスの国際有機認証機関「エコサート」などでしょうか。当店で使用している商材にもエコサート認定のものがあります。


 そして、各団体によって、「オーガニック認証」を授ける基準は異なります。何パーセント以上オーガニック原料を使用しないといけないとか、合成着色料・香料は使わない、遺伝子組み換え原料を使わない、等々、厳しい基準が設けられているのです。いずれも、環境にも人体にも負荷の少ない、良質の製品であることを満たす基準となっています。

 さらに、商品を生産する過程で動物実験を行わないとか、リサイクルまで考えるなど、トータルでの影響を考えるという姿勢が、何よりも素晴らしいのではないでしょうか。

 こういった商品が増えて、需要も増えてきているのは良いことだと思います。


 当店で使用しているヘアケア用品や、カラー剤などにもオーガニック原料を一部使しているものがあります。確かに、オーガニックのエッセンシャルオイルなど使用している商品などは、香りも良く本当に癒されます。

 しかし、すべて徹底してオーガニック原料というものは難しいものでもあります。

例えば、髪がひどく傷んでいる方が、ノンシリコンのオーガニックシャンプーを使ったらやはりきしみが気になってしまうと思います。油分が多い男性などにも、洗浄力の弱いオーガニックシャンプーはあまりお勧めできません。

 また、世界中の人口が増え、人々の趣味趣向も多様化している中、やはり安価に大量生産できる商品も欠かせないとも思います。


 「オーガニック」が単なる嗜好品やブームではなく、本当の意味
で人々の生活を豊かにするものになってくれると良いですね。少し
ずつ、生活に取り入れていってみてはいかがでしょうか?

目次に戻る